季節の移り変わり目に起こる鬱症状のための心のケアと精油物語
|秋になるとなぜか心が揺らぐ
10月から11月。この季節になると、空気の温度や光の質が少しずつ変わり始めます
夏の開放感が静まり、冬へ向かう準備が急速に始まるこの季節。
理由ははっきりしないのに気分が落ち込みやすくなったり、何となくやる気が出なかったりする方も少なくありません。
私はメンタルケアに関わる中で、こうした変化を「弱さ」ではなく、自然な心身の反応として捉えるようにしています。人も自然の一部である以上、季節の影響を受けるのはごく当たり前のことなのです。

|無理に元気になろうとしない
気持ちが沈むと、すぐに解決しようとしたり、前向きになろうと頑張ったりしてしまいます。けれど、エネルギー切れの時に前向きになる事なんて到底出来る事ではなく、むしろストレスを加速させてしまいます。
私が思うに、大切にしてほしいのは、ほんの少しでいい、「今の自分を認めること」です。
「今日は少し疲れているな」「気持ちが重たいな」と、その状態に気づくだけで十分。無理に変えようとせず、自分の心を観察するような感覚で寄り添うと、不思議と心に余白が生まれます。
|香りは心を映す鏡
私にとって精油は、症状を改善するための特別なツールというより、その日の自分を知るための存在です。
深い森を思わせる香りに安心したり、軽やかな柑橘の香りに心が動いたりすることがあります。時として一時的に香りを手放す時もあります。
その選択は、今の自分が何を求めているのかを教えてくれる小さなサイン。逆に香りがきつく感じる時は、心から心身をリセットしたい時なのかもしれません。香りがある事だけが香りではありません。私はそれを「透明な香り」と表現しますが、心が無を求めている時は、無の香りを求めます。
香りを感じる時間は、自分自身との静かな対話の時間でもあります。
大切にしてください。

|変化の季節だからこそ、自分に優しく
季節の変わり目に心が揺れるのは、感受性が豊かな証かもしれません。
10月は何かを頑張って足す季節ではなく、自分の心の声を丁寧に聴く季節。慌ただしい日常の中でもほんの少し立ち止まり、今の自分をそのまま受け入れてみてください。
香りとともに過ごす穏やかな時間が、次の季節へ向かう心の支えになってくれるはずです。
今、私自身も、ベランダで小さなパチュリの成長を愛でています。
寒さに弱いそうですから、これからは室内管理ですね。
小さなごく平凡な時間ではありますが、こんなひとときが有難いと思う今日この頃です。






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